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やさしい雨11

図書館から逃げるように飛び出した私は
中庭を通り、あの屋上に向かう。

熱を持った体と頭を冷ましたかった。

階段を昇り切った先には
生徒立入禁止のプレート。

そうだった。

先生がいないと開かない扉だったんだ…。

引き返そうと肩を落として振り向いた時、
階段を昇ってくる先生が見えた。

さっきまでと違う熱が
全身を支配する。

「…」

私を視界に納めても
先生は何も言わない…。

眼鏡の奥の瞳からは
感情が読み取れなかった。

白衣のポケットから取り出した鍵で扉を開ける。

一緒に行ってもいいんだろうか…。

躊躇して足が前に出ない…。

先生は扉を開け放ったままで
屋上に入ってゆく…。

まるで、

―来たいなら来ればいい―

って言ってくれてるみたいに…。




せんせいがすき


そう、わかってしまったら
今まで以上に
先生に会うのが恥ずかしい…。

でも、
少しでも側にいたい…。

時間を共有したい…。

先生のことが知りたい…。


これが、恋…なんだ。




扉を閉めて屋上に入ると
先生の姿は無かった。

そのかわりに
空に向かって立ち上る一本の煙…。

ベンチに寝ころび
タバコを燻らせている先生が想像できた。

あそこまで上がってもいいのかなぁ…。

何をするにも1回立ち止まる。

そんな自分がすっごく嫌い。

意を決して、はしごをのぼる。

今度は踏み外さないように…。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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NoTitle
鍵は先生が持っている。
つまりこれは一種の密室。
わーどきどきしてきた。
by: 水聖 * 2010/07/07 19:10 * URL [ 編集] | TOP↑

Re: NoTitle>水聖さま
> 鍵は先生が持っている。
> つまりこれは一種の密室。
そうか…
密室か…
あーーーんなことや
こーーーんなことができちゃいますねぇ♪

> わーどきどきしてきた。
わ、わたしも…。
by: OH林檎 * 2010/07/08 11:35 * URL [ 編集] | TOP↑
















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