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重なる心 すれ違う思い+謎の小部屋

「部長、この間の話、考えてくれました?」

「まだ、考え中。もう少し時間ちょうだい、北川さん。」




ここは
腐女子が集う知る人ぞ知るサークル部屋。

腐女子という言葉が出来る前から
ひそかに活動を続ける闇サークルである。

何気ない顔をしてクラスに溶け込んでいる腐女子たち…。

今日もこの小部屋に
またひとり女子が入ってゆく…。




「やっぱりねぇ、有料制ってところがひっかかるのよ。
 ネタと交換じゃなくて、お金を払えば誰でも読めるって事は
 希少感が無くなるじゃない?」

ブツブツと言いながらも、ペンをすすめる。

「ほとんどのネタが学園内のことだから、
 外部の人間が読んでもおもしろくないんじゃないかと思うし…。」


こりゃあ、うんって言わないなぁ。


1ヶ月前、
この腐女子サークルが作る同人誌を
携帯で有料配信しないかともちかけた。

あえて、有料にするのは
クオリティの高い創作物の価値を下げないため。

私が欲しいのは彼女たちが作るネットワークだけで
構築のための投資はするし、
発生した利益もすべてこのサークルに落とすと言ってみたんだけど、

「気乗り、しないんですね。」

「正直言うとねぇ…。
 先輩達から受け継いだ歴史を
 変に歪めたくないってのもあるし。」


何度か足を運んだんだけど、
いつものらりくらりと返事を延ばされる。

でも、はっきり断らないってことは
まだ交渉の余地があると私は見てる。


「じゃあ、同人誌とは別の創作物ならOKですか?
 このサークルが作る、もう1つの部屋なら。」

「そうねぇ。
 私も来年はここを出なきゃいけないし、
 学園ネタ以外にも手をつけたいとは思ってたのよ。」


きた!


部長はこのサークルを続ける為に留年を重ねてきたらしい。

すべてを託せる後輩に出会えなかったとぼやいていた。

それならば、
携帯サイトで部長を続け、
後輩を指導しながら同人誌を守っていけばいい。


「北川さん、1週間後、また来てくれる?
 それまでには幹部と相談して結論を出すわ。」




勝利は目の前だ。




欲しいものは
貪欲に追いかけ、
手に入れる。

それが、私。




でも、
1番欲するものは
永遠に手に入らない。


どんなに私が望んでも…。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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