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重なる心 すれ違う思い23

「どうしたの、桃ちゃん?居眠りなんてめずらしいね。」

授業が終わってもぼーっとしたままの私の顔を
のぞき込む優太くん。

結局2日間、ほとんど眠れなかった。

おかげで午前中の授業は超爆睡。


「よだれ、ついてるよ。」

「え!?どこっっ?」

あわてて口元をぬぐう。

「うっそ♪目が覚めた?」

「うん…。」

怒らない私を

「桃ちゃん、具合でも悪いの?」

と心配そうに見つめる。

そんな小さな嘘で怒るわけないよ。

「じゃあ、愛未と約束があるから。
 また、来週ね。」

「うん。気をつけて行っておいで。」

気まずさから逃げるように教室を出る。




今日、優太くんに会ったら
嘘をついたことを謝ろうと思っていた。

でも、教室に入る直前、

 とりあえず優太には何も言わず、
 普通通りに過ごして。
 謝るのも今日は無し。

と愛未からの指令メールが…。

出鼻をくじかれた私は
嘘に気付いてるであろう優太くんの前で
精一杯の普通を演じた。

たぶん、笑顔が引きつってたと思うけど。




愛未と学校前のバス停で待ち合わせ、
少し離れた大型ショッピングモールへ向かう。

2人掛けの席に並んで座ると、いきなり愛未に

「桃、よだれついてるよ。」

と、指摘された。

「え?え?どこっっ?さっき優太くんは嘘だって!」

あわてて口元をゴシゴシぬぐう私を見て

「じゃあ、私も嘘。
 顔に袖のボタンの跡が付いてるから
 寝てたのかなぁって思っただけ。」

そう言って、ニヤッと笑う愛未。

さ、さすが、敏腕刑事。




土曜の午後はいつも授業が無いわけではないので、
こうして愛未と出かけるのは久しぶり。

日曜に出かけるのとは違って、
明日も休みという安心感があるから
なおさら楽しい


…はずなんだけど


「なぁに、桃。緊張してるの?」

「…そ、そんなことないよ。」


またひとつ嘘をついた。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 

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