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重なる心 すれ違う思い11.25

終わったな…。




5月の午後、
俺は達成感と疲労感の狭間に身を任せていた。

屋上のベンチに横になり、何本目かの煙草に火をつける。

煙がゆっくりと空に消えてゆく。




約18年かかった研究にやっと目処がついた。

あとは研究室の学生に任せても結果が出るだろう。


―結果を急ぐと、ろくなことが無い―


悔しいが教授の言った通りだった。

4月に結果を焦ったことがあったが
あと一歩のところでまんまと失敗した。

こういうのを
亀の甲より年の功って言うんだろうな…。

がむしゃらに走ってきたが
結局あの人には追いつけなかった。


俺のすべきことは終わった。

大学を去る時が来たのかもしれない。


いつかは来るであろう、その時…。

俺の心に過るのは何なのかとずっと考えていた。


寂しさなのか…

虚無感なのか…


しかし、実際は
何かが動き出す予感から来る高揚感だった。




「ばかな…。何を今さら…。」


己の気持ちの高ぶりを嘲るように言葉にする。




ガチャッッ




煙草を咥えたまま、瞳を閉じた時…
屋上の扉が開いた。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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