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若葉のころ08

そのままあっさりと授業は終わり、
駆け寄る女子生徒たちを完全に無視して講義室から出ていく先生。

「あっ!桃、どこ行くのっっ?」

一言謝りたくて、思わず走り出す…。




「あのっっ!二ノ宮先生、待ってください!!!」

思ったより大きな声が出て、
自分でもびっくりした。

白衣の背中がピクリとし、その場に立ち止まる。

「今日は遅れてすいませんでした。」

下げられるだけ頭を下げ、じっと先生の言葉を待つ…。

「…。」

沈黙が永遠に感じる…。

「おまえ…」

「は、はい!」

「教授と知り合いなのか?」

「え?あ、あの…。母がやってるお店の常連さんで…。」

「ふーん。それで遅刻しても平気だと思ったのか?」

「ち、ちがっっ…」

眼鏡の奥の冷たい目が私のすべてを突き放す…。

「まぁ、いいさ。俺も授業なんてどうでもいい。」

「え?」

「おまえらなんかどうでもいいって言ったんだよ。」

「!?」

「ダブろうと教授とデキようと関係ないが、目障りだ。
 遅刻するぐらいなら出てくるな。」

そう、吐き捨て歩き出した。

「ちょっと何それ!あんた、それでも教師?」

いつの間にか隣に来てた愛未が白衣の背中に噛みつく。

「愛未、やめてっっ!私が悪いんだから!」

「だって、桃!」

「俺は…
 教師じゃない。研究者だ。」

その一言に
さすがの愛未も返す言葉がなかった…。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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