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出会いはサイテー、サイアクで…5

ふぅん。

ユータって言うのか。

ユータ…、

ユータ…、

かぁいいな(てへ♡)

でもよぉ、
結局あの女が、


「え…と、食物学科がある棟ってどこですか?」


とかしおらしく聞きやがるから、
優しいユータは…

優しい、
ユータ…


「!?」


おおっとヒラメイタ!!

多分、
ユータってこう書くんだな。

“優”しく握れば“太”く硬くなっちゃう
イケないバンビ『優太』くん♪

へへ、
俺って何気に天才?




あ~あ、しっかし残念だ!

あのチンケな女さえいなければ、
俺がさらって(太く硬くして)やったのに。

なんでか、優太の方が
女の手ぇ握って行っちまいやがった。

くそ!

俺より先に
バンビの手の感触を味わうなんて…、
マジで許せねぇ。

今度、周りをうろついてたら、
淫乱女だっつってネットに流してやる。

確か、
モモって言ってたな。

モモか…

多分、
『桃』って書くんだろうな…。


「…―――」


ま、
どぉでもいいけどさ。








「よし、行こう!」

「え?」




柔らかい笑顔に背中を押されて、


「え…と、食物学科がある棟ってどこですか?」


そう聞いた私の手を取り、
優太くんは走り出した。


「え!?あ、あのっっ!」

「俺もそこに行くから。
 一緒に、ね。」

「あ…、はい。
 いえ、あの、でも…」


手…
繋がなきゃいけないのかな?

とは聞けずに、
されるがままに…走った。

途中、優太くんは、
何かを気にするように
数回後ろを見ていたけれど、
私と視線が合うと
ただニッコリと笑うだけ。

やがて、校舎の中に入ると、


「ありがとう。」


なぜか、お礼を言って、
手を離してくれた。

お礼を言うのは
コッチなのに…。




『食物学科A』


そう書かれた教室のドアの前に
ふたりで立っている。

遅刻している身としては入りにくい…、
のが当たり前なんだけど、
不思議と私は落ち着いていた。




「桃ちゃんは白石だからAクラスだよね?」

「はい。」

「じゃあ、今日からクラスメイトだ。」

「え?」

「ヨロシクね♪」




心強い“仲間”が隣にいるから。

男の子が短大の食物学科って
珍しい組み合わせのような気がするけど、
今はその選択に心から感謝!

ひとりじゃ、このドアは
開けられなかったと思うから…。




「僕に任せて。
 大丈夫。悪いようにしない。」

「はい。」

「じゃなくて?」

「う…ん?」

「よく出来ましたぁ♪
 じゃあ、開けるよ?」

「…うん!」




そして、優太くんは
教室のドアを勢いよく開けた。





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