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出会いはやわらかく、あたたかく…2

似てる…?

いや、
気のせい…か。




少女と言っていいぐらいの
小柄な体系に
肩すれすれの
柔らかそうなボブスタイルが
余計に幼さを強調してる。

僕の視線から逃れるように
花びらを見つめる瞳は
丸く愛らしい。

化粧してないのかな?

自然な長さの睫毛や
恥じらいから色付いた頬…

すごく好感が持てる。

今どき珍しいタイプの子だ。

純真無垢って言葉がピッタリな。




ほら。

全然似てないじゃないか。

だって、アイツは…。




って、
いつまで…


「見つめるつもり?」

「え?」

「そんなに見つめたら
 花びらが恥ずかしがっちゃうよw」

「!?」


分かってるんだけどね。

多分そういう理由だけで
掌を凝視してる訳じゃないって。

でも、


「君さ、入学式出ないの?」


そう。

式、始まってるんだよねぇ。




彼女は
急に現実に引き戻されたせいなのか、
ものすごくあたふたしてる。

ま、まんがみたいな動きだな…。

ああ、方向違うから!

聖堂は…




「ほら。そっちじゃないよ。」

「!?」




いや…、
手握っただけでそんなに驚かなくても。

…ホントに
純情なんだな。




「…やっぱり」




あそこに行ってきたから、
感傷的になってるだけだ。

アイツは…、
手を取っただけで、
首まで真っ赤になるような、
そんな…




「あ、あの…―――」




細く震える声…。

声だって、
似ても似つかない…。

手首だって、
簡単に手折れそうな…




「君、名前は?」

「え?」

「なーまーえ。」

「桃…白石桃です。」

「桃ちゃんか。
 スッゴクかわいい名だね。
 僕は中村優太。」

「中村…優太さん?」

「さん付けはいらないよ。
 だって同じ1年だもん。
 ほら、タイの色同じでしょ?」

「あ…。」

「つまり、僕も遅刻組なの。
 だから一緒に行こ?」

「は、はい…。」

「だーめ!ハイじゃなくてウンね!」

「は…う、うん。」

「よし!
 じゃ、行こう、桃ちゃん!」




僕は
彼女の手首を握ったまま走り出した。




入学早々、
怒られちゃうな。

でも、まぁいっか。

このコと2人なら。




まだ、
胸がざわついている。

でも、彼女に触れてると
どこかほっとするような感覚もある。

聖堂に着く頃には
複雑に乱れるこの感情も
落ち着いてくれてるだろうか? 




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