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誕生日の奇跡136

「月香さん…、月の香り…、
 ステキなお名前ですよね。」

「え?あ、ありがとう。」

「なぁに、桃?
 月香さんに告白?」

「ううん、愛未。そうじゃなくって。
 ねぇ、気付いてた?
 部室に貼ってある写真…」

「ああ、うん。」

「僕も気付いてたよ。
 で、今日意味がわかった。」




あの部室に入った人はまず
写真の量に圧倒されるだろう。

そして、
注意深く見てみるとある事に気付く。




「先輩、
 あの写真たちは先輩が撮ったものですよね?」

「え!?ええ…っと…あの…―――」




笑顔の私たちと
ちょっと慌てた感じの先輩を見比べ、
月香さんは首を傾げる。




「先輩が部長をしてる写真部の部室には
 無数の写真が飾ってあります。
 人や景色、その種類は様々です。
 でも、あるものが写ってる写真が圧倒的に多い…。」

「あるもの?」

「はい。それは…」

「い、言うのっっ?
 言っちゃうの、桃ちゃん?」

「だめ…ですか?」

「う…。その目に弱いよ、俺は。」




「月香さん、それは…お月さまです。」

「つ…き?」

「はい。
 月…、
 月の香り…。
 つまり、月香さん、
 あなたがたくさん写ってるんです。」

「!?」




驚いた月香さんは目の前の弟を凝視する。

先輩はその視線から逃げるように
顔を横に向け、


「部室に人が来ることなんてなかったから…、
 ちょっと油断してたよ。」


と、変な言い訳をした。




「先輩は
 あなたを、家族を、人間を…、
 周りのすべてを遠ざけ、
 孤独な世界に身を投じてました。
 でも、やっぱり求めてたんです。
 月香さんの愛を。

 そして、先輩の心も愛で溢れてました。
 キグルミではもう隠しきれないほどに…。
 先輩は誰かに
 背中にあるファスナーを
 下げて欲しかったんですよね?」




「ファスナー…。
 なんか、エッチじゃない?」

「いや、むしろ詩的?
 桃ちゃんの意外な才能を見た気がするよ…。」




愛未と優太くんに
おかしな感心をされてるとも知らずに
私の一世一代の熱弁は続いた…。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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背中のファスナー
下げて欲しかった?
キャッ!えっち!v-223
って、同じ突っ込みを入れたnarinariでした(^_^;)

ほっこりする場面で、私ったら!
by: narinari * 2010/12/12 14:42 * URL [ 編集] | TOP↑

Re: 背中のファスナー>narinariさん
> 下げて欲しかった?
> キャッ!えっち!v-223
> って、同じ突っ込みを入れたnarinariでした(^_^;)
喜んで頂けました?
という訳で、ちょいえちを今回も(爆)

> ほっこりする場面で、私ったら!
いえいえ。
それ目的で書きましたので、
どうぞ今回もえちツッコミをしてくださいまし!
by: OH林檎@おりん * 2010/12/13 15:39 * URL [ 編集] | TOP↑
















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