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誕生日の奇跡135

「月香さん…、私…、
 海先輩とここまで仲良くなれたことが
 今でも信じられないくらいなんです。
 だって、先輩…ちょっと怖くて…。」

「も、桃ちゃんっっ!」

「海、静かに。」

「は、はい…。」


慌てて立ち上がった先輩を、
月香さんはひと言で大人しくさせる。

先輩が椅子に落ち着いたのを見て、
私はまた口を開いた。


「あの手紙には、この一週間のこと…、
 先輩と仲良くなってからのことを書きました。
 でも…、
 その前2ヶ月の先輩は
 私にとって…あの…とても怖い人でした。
 だけど、今ならわかります。
 先輩は怖い人を演じてたんです。
 怖い人のキグルミを被ってたんです。
 案外スケスケのキグルミだったんですけど。」




「…桃、上手いんだか、
 上手くないんだか…」

「そうねぇ。ちょっと微妙?」

「愛未ちゃん、お母さん、静かに。」

「「はい…。」」




「そのスケスケのキグルミを脱がせたのは
 あなたなのね?」

「いえ。違います。
 ここにいるみんなです。

 優太くんは先輩の優しさを
 一番に見抜いてました。
 だから、先輩を遠ざけることをしなかった。
 そうでしょ?」

「うん。」

「愛未は…
 先輩のイジメのこと聞いて、すごく怒りました。
 ああいう愛未、はじめて見た気がします。
 今では立派な夫婦漫才が出来るぐらい仲良しで…。」

「夫婦って!」

「…漫才のとこは否定しないんだね。」

「お母さんは、今日とても幸せそうです。
 先輩が気を遣ってくれるから。」

「そうね。
 こんなにお酒が美味しいと思ったことはないわぁ。
 海くんのお酌、心がこもってるから♪
 執事服も似合うしねぇ。」

「よ、洋子さん//////」


顔を赤らめる先輩を
月香さんはちょっと不思議そうに見る。

それに気付いた愛未が、


「月香さん、海は…」


と、何かを言おうとしたけど、


「愛未ちゃん、それはまた後で。」


そう優太くんが穏やかに遮った。



そして、


「さぁ、桃ちゃん、君の番だよ。」


とびきりの笑顔で
私の背中を押す。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>


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