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誕生日の奇跡131

ひとしきり笑い終えると
店の中には一体感が生まれていた。

そして、月香さんは
“先輩のお姉さん”から
“みんなの友人”に変わる。


「お子さんは?
 連れて来られてないの?」

「先輩とは何歳離れてるんですか?」

「月香さん。
 海の弱点教えて!」


それぞれ好き勝手浴びせる質問に
にこにこと丁寧に答えていく月香さん。


「桃ちゃん…見て。
 姉さん、あんなに嬉しそうに…。」

「はい。でも、先輩も嬉しそうですよ(笑)」

「あ、うん、そう。
 嬉しいよ、すっごく。
 久しぶりなんだ。
 姉さんのあんな笑顔見るの。」


笑う姉を見ながら
穏やかに言う先輩。

しかし、その瞳には
強い意志が宿っていた。




「姉さん…。」


月香さんの後ろにいた先輩は前にまわり、
その足元に跪く。


「話そう。
 あの日のことを。
 俺はもう逃げない…。」


凛々しく真っ直ぐに見上げる弟を
月香さんは眩しそうに見つめ、


「そうね。」


と、頷いた。


「話しましょう、海。
 どんなに傷付いても…。」




私たちは、
無力な小船。

些細な波にも翻弄されてしまう。

でも、
必ず陸はある。

どんなに広い海が続いていても…。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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