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誕生日の奇跡130

―姉に育ててもらったと言ってもいいぐらい…―


あの公園で先輩が言った言葉を思い出す。

先輩にとって
姉であり、親でもある月香さん。

同じように、
彼女にとって先輩は
弟であり、子でもあるんだろう。


これは“親離れ”を感じての…―――。


月香さんの寂しさを読み取ったのか、
先輩は怒気を帯びていた表情を緩める。

そして、
目を細めながら髪をかき上げると、
芝居がかった口調でこんなことを言った。




「姉さん。
 俺、学校では大人系なキャラで通ってるんだぜ。
 ポーカーフェイスなクールな存在。
 それが俺様なのよ。
 なぁ、桃ちゃん?」




そうか。

今、私が
私のままでできることって・・・。




「先輩?
 大人系でポーカーフェイスでクールな存在って
 耳まで真っ赤にしたり、
 年下の子と本気で言い合ったり、
 キグルミや執事服を着こなしたりするんでしょうか?」




「「「ぷーーーーっっ!!!」」」




私の拙いツッコミに
衣装替えを目撃してる3人が
思いっきり吹き出した。

月香さんは、


「キグルミまで着るの、この子は?」


と、目を丸くし、


「成り行きだよ!
 ぜんっぜん、着こなしてないしっっ!!!」


そう先輩は拗ねる。


ううん。

拗ねて見せる。




どうやっても切なくなってしまう2人の話を
ちょっとでも和らげること。

大切な荷物を
衝撃から守る緩衝材のように…。

それが、
今の私にできる…―――。




先輩と目が合う。


クールどころか
とってもあったかいその瞳が
“ありがとう”と言ってる気がした。


月香さんは
優太くんたちと一緒になって笑ってる。


大きな声で…。


細い肩を揺らしながら…。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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