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誕生日の奇跡119

「俺も聞きたい。」


いつの間にか先輩も後ろにきていた。


「さっきの準備の間に聞こうかと思ったんだけどさ、
 やっぱり、みんな揃った時の方がいいかなって…。
 桃ちゃんも知りたいだろ?」

「そ、それは知りたいけど…。
 でも、優太くんにも言いたくない事あるだろうし…。」

「やだなぁ。なに深刻そうにしてんのさ。
 ただ、旅行に行ってただけだよ。
 家族水入らずでね。」

「旅行?」

「うん、旅行。
 しかも、携帯も通じないような超秘湯にね♪
 せっかく学校が休みになったんだから、
 両親誘って、温泉旅行に行ってたんだよ。
 で、そこで、メニュー表も仕上げたって訳。」


優太くんは
おどけた調子でそう言った。


そっか!旅行に行ってたんだ!

だから…


「そっか!旅行に行ってたんだ!
 だから、連絡取れなかったんだぁ!
 …って、簡単に納得すると思う?」


3人分はありそうなバケットサンド片手に
愛未は鋭い目を向けた。


わ、わたし…、
納得しちゃったんですけどぉ…(汗)




「優太…、家族旅行って…
 もしかして家の方でもなんかあった?」

「やだなぁ、先輩!なんにもないよぉ。
 愛未ちゃんも考えすぎだって。」

「「…」」


先輩と愛未は
怪訝な顔のまま優太くんをじっと見ている。

その視線を笑顔で受け止める優太くん。

私はただオロオロと
3人を交互に見つめた…。




「海くーーーん!
 おちゃけ、まだぁ?」


緊迫した空気の中、
先輩を呼ぶお母さんの声が響く。

途端に元の和やかさが戻った。


「ほら。姫が呼んでるよ(笑)」


愛未が鋭い視線を解いて、
先輩に笑いかけた時、
店内に一筋の風が吹いた。

入り口に目をやると、
そこには
緊張の面持ちをした女性が
ひっそりと立っていた…。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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