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誕生日の奇跡112

来てくれんだっっ!


急いで店内を見回したけれど、
優太くんどころか、
先輩の姿も
愛未の姿も見えない…。


隠れてるのかな?


声を出すわけにもいかず、
どうしたもんかと携帯に目をやると、
新たなメールが…。




『さぁ、桃ちゃん。楽しいパーティーを始めよう!』




私は携帯に向かってコクンと頷き、
主役を招き入れる為に外に出た。




「見つかったの?」

「ううん、まだ。
 中で一緒に探してもらっていい?」

「いいけど。
 だから一体何なのよ、忘れ物って。」

「それはね…」




扉を思いっきり開け、
お母さんの背中をグイッと押す。


「えっっ!?」


よろけながら(ごめんね!)
入ってきたお母さんを待っていたのは、


「「「ハッピーバースデー!!!」」」


私の大切な
3人の友達だった。




バースデーケーキを持った愛未の横で、
クラッカーを鳴らす先輩(?)と優太くん。

飛び出した色とりどりの紙が宙に舞い、
ゆっくりと落ちていった。


「え!?なにっっ!?誰のっっ?」

「誰のって洋子ママのに決まってんじゃん(笑)」


愛未のツッコミに笑いが起きる中、
当の本人だけはぽかんと口を開けたまま。


「お母さん。」

「…。」


私の声も聞こえてないみたい。


「サプライズ過ぎたかな?」


優太くんの言葉に
後の2人も心配げにお母さんをみつめる。


考えてみると、
お互いの誕生日はずっとふたりきりだった。

こんなサプライズは
お母さんも私もはじめての体験。


そりゃあ、びっくりするよね?

でも、嬉しいんだよね?


私はその両手を取り、
柔らかく握りしめる。


少し荒れた、“おかあさん”の手。

私の大好きな優しい手。




ありがとう。

ありがとう、お母さん。




「お誕生日おめでとう。」




ありったけの気持ちを込めて、
お祝いの言葉を伝えた。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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