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誕生日の奇跡109

「良いご夫婦だったわね。」

「うん。」


さっきの場所にはまだ
花を愛でている老夫婦の姿がある。


もう少し、話していたい…。


不思議とそんな気持ちになった。


「また、会いたいな。」

「そうね。お母さんも。」


この紫陽花ロードには
どんな物語が隠されているんだろう。

きっと何か
大切な想いが込められてるに違いない。

だからこそ、一輪一輪
こんなにキレイに咲いてるんだ…。




紫陽花を道連れに歩く道程。

美しい景色は人を素直にさせる。

それが優しい人によって、
もたらされたものなら尚更…。

素直にさせられたのは私。

そして、お母さん。




「桃。その彼はステキな人なの?」

「…うん。
 一見怖そうに見えるんだけど、
 ホントはすごく優しくて…。
 とってもステキな人。」

「そう。」

「でも、片想いなの。
 私には手が届かない…遠い人なの。」

「いいのよ、片想いでも。
 大切にしなさい。今の気持ちを。」

「うん。」




話が途切れる。

でも、息苦しい間じゃない。

言葉は無くても、伝わるものがある。

家族なんだなと思う。




「じゃあ、今度はお母さんの番ね。」


再びお母さんが話し出す。

その話に、今まで凪いでいた心が
波立つのを感じた。

それは19年間、
私たち親子が避けていた話だったから…。




「この道ね。
 桃のお父さんとも歩いたのよ。
 何度も、何度も…。」

「え!?」


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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