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誕生日の奇跡108

「天気も良いし、ひと駅歩こっか?」


お母さんの提案で
腕を組んだまま次の駅まで歩いた。

5時。

まだまだ明るい。

夕方と言うには不釣り合いなぐらい…。


「もう夏ねぇ…。」

「うん…。」


歩調を合わせてゆっくり歩くうちに、
少しずつ気持ちが落ち着いてゆく。


恋って言っても片想い。

結婚なんて、夢のまた夢。

だから、
もうちょっと子供のままでいさせて…。








「わぁ…。ここ、すごいねぇ。」

「ホント!こんなところあったっけ?」


線路沿いに
突然現れた紫陽花の群れ。

その始点には控えめな立て札が…。


「紫陽花ロード?」


見渡すとかなり先まで続いている。


「ステキなネーミングねぇ♪」

「ありがとうございます。」

「「えっっ!」」


突然、背後からお礼を言われ、
驚いて振り向くと、
穏やかに微笑む老夫婦が立っていた。

その腕も私たちのように組まれている。




「驚かせちゃってごめんなさい。
 お褒めの言葉が嬉しくてつい(笑)」

「すみませんねぇ。
 これが考えたんです、その紫陽花ロードって名前。
 私はあじさいの道でいいんじゃないか?って
 言ったんですけどね。
 どうしてもってきかなくて。」

「おふたりが植えられたんですか?」

「ええ。そうなの。
 ちょっとずつコツコツとね。」

「動物園前の駅まで植えるのが目標でね。」


そう言って、老夫婦は顔を見合せて笑う。

それを見て、私たちも笑う。

紫陽花が運んでくれた小さな出会いだった。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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