スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--)
スポンサー広告

誕生日の奇跡103

「桃。気持ちはわかるよ。
 でもね、この噂は消えたの。
 だから、もうこれで終わり。」


愛未が強めに私に言う。

だけど、心に残った疑問ともやもや…。


「桃ちゃん、今度の顔は
 聞きたいことがあるって顔かな?」


先輩にずばり指摘され(なぜ?)
こうなったらっっ!と疑問をぶつけた。


「あのね。
 どうして、私なの?
 優太くんと仲良くしてる人は他にもいるのに。」

「それは、優太が好きなのは桃だから。」

「え!?
 だって、それは…。」


そうかも知れないって思う場面はあったけど、
優太くんにはっきり言われたことはない。

あくまでも付き合い方は“仲のいいお友達”のはず。


「まだ、認めてないの?
 桃だけだよ、そんなの。
 昨日の情報メールにもあったでしょ?
 プードルの心はピーチ姫にあるって。
 周知の事実なの。もはや、それは。」


ピーチ姫…?

そう言えば、メールにあったような…。


「あれって、私のことだったの?」

「ええっっ!?今さら、そこっっ!?」

「海…。言わないでやって。
 こういうコなの、桃は。

 だからさ、あんたが邪魔だったのよ。
 その噂を流したヤツにとっては。」

「だ、誰が流したか知ってるの!?」

「…ひとりしかいないでしょ?」

「だ、だれっっ!?」

「富田はるか。」


そ、そっか。そうだよね。

冷静に考えると。


「ねぇ、愛未?」

「何?まだ何か聞きたいの?」

「その噂、みんな信じちゃったのかな?
 私、そういう目で見られてたの?」

「…100%信じたわけじゃない。
 みんなにとっては、
 週刊誌のゴシップ記事みたいな感覚なんじゃない?
 大半の嘘の中にちょっとだけ真実が混じってる。
 だから逆に、100%否定も出来なかった。
 特に病理学を選択してる生徒の中には
 桃を元から良く思ってない者もいたからね。
 ああいう事になっちゃったんだよ。
 でも今は噂も治まった。
 どうしてだと思う?」

「…?」

「みんな、
 桃ちゃんが良いコだって知ってるからだよ。」

「それに、優太のこともね。
 誰にでも優しい優太。
 救われた生徒はたくさんいる。
 だから、簡単に噂は鎮火した。
 私がしたのは、その手助け。
 ほっといても治まることはわかってたけど、
 待ってられなかったの、気が短いから(笑)」


愛未の最後のひと言に
思わず笑みが漏れる。


「落ち着いた?」

「うん。
 色々、ありがと。
 先輩も、嫌なこと言わせてごめんなさい。」

「いいさ。
 桃ちゃんの笑顔が見れるなら。」

「ぷーーーーーっっ!!!
 海、そのセリフ臭すぎっっ!
 昼ドラ以下っっ!」

「だから、そういう言い方は
 昼ドラに失礼だろっっ!
 …っていうか、
 俺に失礼だっっ!」

「先輩、愛未!
 面白過ぎっっ!!!」


声を上げて笑った。

思いっきり。

それを見た2人はピタリと動きを止め、
一瞬ホッとしたような表情を浮かべた。

そして、再びバトル開始…。

目の前で繰り広げられる
笑いを誘う掛け合い。

それは、
もっと笑ってと言われてる様…。


笑い過ぎて、
お腹が痛いよ。


笑い過ぎて、
…涙が出る。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



関連記事
スポンサーサイト















管理者にだけ表示を許可する


| ホーム |
Page Top↑
▲ Page Top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。