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誕生日の奇跡101

「あーーーー、言いたくないっっ!」

「俺も聞かせたくない…。」

「先輩も知ってるんですか?」

「ああ…、うん。」

「噂ってのはね、
 本人の耳には一番入ってこないもんなのよ。」

「じゃあ、私だけ知らないの?」

「と、優太ね。」

「…。」


昼休み、
人がいない場所でってことで
写真部の部室に来ていた。


「知りたい…。
 守ってもらって自分だけ知らないなんて、
 なんかやだ。」

「どうしても?」

「どうしても。」

「桃にしては、引かないねぇ…。
 仕方ないか、治まった噂だし。」

「桃ちゃん、泣くなよ。」

「いや、無理でしょ。」

「…やっぱり?」

「あ…の、そ、そんなに、酷いの?」

「「うん。」」




お昼ご飯はカフェに行き、
超特急で済ませた。

それも全部、私の要望。

3人分のキャラメルラテをテイクアウトして、
2人を無理やり部室に引っぱり込む。

夕べ、先生と話して、
ひとつの結論を出して、
ちょっとだけ強くなった気がしてたんだと思う。

噂の真相を知るまでは…。




「まず、発端は優太。
 優太があの女、
 富田はるかの相談に乗ったことから始まってる。
 それは、話したよね?」

「うん。」

「優太の噂はさ、
 医学部の学生から、劇的に富田はるかを奪い、
 その結果、妊娠、婚約っていう
 比較的良い方向の噂なんだよね。」

「良い方向ってなんだよ(怒)」

「だってそうじゃん。桃のに比べたら。」

「まぁ、そうだけど…。」

「?」

「優太が学校に来られないのは、
 富田はるかの父親が激怒してるせいらしくて、
 噂自体は悪くないのよね。
 と言っても、優太にとっては迷惑な噂だけど。」

「そ、それで、私のは?」

「桃の?
 …やっぱり聞く?」

「愛未、しつこいっっ!」

「おおっっ!桃ちゃんの怒った顔、初めて見た!」

「先輩、茶化さないでっっ!」

「す、すいません…。」

「わかった、わかった。
 じゃあ、言うよ。」

「うん。…っと、ちょっと待って(汗)」


衝撃に備えて
冷めかけたラテをひと口飲む。

この甘さが緩和剤になるように味を記憶した。

…無駄だったけど。




「桃はさ、
 シンデレラで言うと
 意地悪な継母もしくはその娘で、
 白雪姫で言うと美しさを妬む王妃で、
 スターウォーズで言うと
 ダースベイダーなのよ。」

「愛未、その比喩は微妙じゃないかな?」

「そう?絶妙じゃない?」

「つまり私は…」


かなりの悪者になってるってことなんだぁ(涙)


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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