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誕生日の奇跡98

台所に戻っても、
お母さんの姿は無かった。


「先、食べちゃうからねー。」


一応、小声で断りを入れる。

すると、


「だめ。」


と、小さな応答が。

でも、お母さんの声じゃない。

ていうか、
聞こえてくる方向がおかしい。

その方向…
庭に面した側の窓へ目をやると、


「ま、愛未っっ!?」


愛未の顔がひょこっと覗いていた。


「おはよう、桃。」

「おはようって愛未、どうしたの?
 やけに早いじゃない。」


取りあえず
招き入れようと近づくと、


「えへへ。おはよう、桃ちゃん。」


もうひとつの顔が覗いた。


「せ、先輩っっ!?」








「うわぁ…。美味しいねぇ、このお粥。」

「桃、結婚しよう。で、毎朝これ作って。」

「ああ、俺も。
 桃ちゃんとなら結婚してもいいなぁ。」

「何、言ってんの!
 あんたは優太と結婚したいんでしょ?
 桃は私のもんよ!」

「いいじゃないか!
 桃ちゃんは、みんなの桃ちゃんだ!」

「あのぉ…、もしもし?
 取り合いしてくれるのは嬉しいんですけど、
 おふたりはなぜここに?」

「「お粥を食べに。」」


…絶対、違うよね?




「なんだか、落ち着かなくてさ、
 朝の風景でも撮ろうとカメラ持って外に出たら…」

「何?私に捕まったって言いたいの?
 せっかく、高級ホテルの
 モーニングビュッフェに誘ってあげたのに(怒)」

「え?モーニング?
 それ行った帰りなの?」


の割には、すごい勢いでお粥が減ってるけど…。


「それがさぁ、ホテルの前まで行っといて、
 やーーーめたって帰って来ちゃったんだ。
 全く、こいつの気まぐれには呆れたよ。」

「…気が変わったのよ。
 いいでしょ、別に!
 こんな、美味しいお粥に巡り合えたんだから!」

「まぁね。結果的にはね。
 ありがとね、桃ちゃん。
 君は救いの神だよ♪」

「先輩、大げさですよ(笑)」


何か違和感を感じた。

気が変わった?

有言実行を座右の銘としてる愛未が?


「おかわりー!」


高々と茶碗を掲げる愛未に変わった様子は無い。


「愛未、食べ過ぎ…。」

「うるさい、海!」


考え過ぎかな…。


「お昼ご飯まだかなぁ♪」

「…お前の胃は宇宙かよ。」

「www」


ふと芽生えた違和感は
突然もたらされた楽しい時間に埋もれていった。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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NoTitle
いや、俺と結婚しよう、桃ちゃんwww
モテモテですねえ、先生もうかうかしてはいられないかも。
こんどは愛未ちゃん?
全体図がみたいです。いろんな思いが同時進行中?
by: 水聖 * 2010/11/04 15:42 * URL [ 編集] | TOP↑

Re: NoTitle>水聖さま
> いや、俺と結婚しよう、桃ちゃんwww
> モテモテですねえ、先生もうかうかしてはいられないかも。
桃ちゃんはもてますよぉ。(自覚は全くありませんが。)
だって、素直でかわいいんですもん。しかも、料理上手。
先生、ちゃんと手を出しとかないとぉ(爆)

> こんどは愛未ちゃん?
> 全体図がみたいです。いろんな思いが同時進行中?
愛未の事はsideで徐々に明かしていくつもりです。
って、更新出来ないでいますが…。
by: OH林檎@おりん * 2010/11/05 21:45 * URL [ 編集] | TOP↑
















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