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誕生日の奇跡81

「その時は友達だって彼を紹介して
 なんとなく誤魔化したけど、
 無理だよね、そんなの。
 だって、アーンだよ、アーン。
 友達はしないでしょ?(笑)

 それからしばらくして
 実家から連絡があった。

 一度ゆっくり
 帰ってこないか?ってね。

 すぐにピンときたよ。
 ああ、とうとう姉が
 言っちゃったんだって。

 姉も悩んだと思う。
 両親に打ち明けるべきか。
 でも、初めての子育てに追われる毎日で
 弟の秘密までは抱えきれなかったんだろうね。
 かわいそうなことをしたよ。
 実家で会った姉は、とても疲れた顔をしてた。
 姉だけじゃない。
 両親も…。
 一気に老けたようだった。

 すべて、俺のせい。
 俺が…汚れたせい。」


無意識なんだろうか…。

先輩の視線は
ぼんやりと電灯を捉えているのに、
膝の上で組まれた手は
指先が白くなるほど強く握られている。

爪は食い込み、
いまにも皮膚を突き破ってしまいそうだった。

私はその手に自分の手を重ね、
力を抜いてくれるように促した。


「ありがと。
 やっぱり、君は姪に似てる。」


そう言って先輩は力を緩め、
その代わり私の手をそっと握った。


「少しだけ、こうしてていい?」


返事の代わりに、やんわり握り返す。

先輩はホッとしたような表情を浮かべて、
心も緩めるかのように目を閉じた。

ふと、
膝に置かれたままのもう片方の手を見ると、
甲の部分に薄っすら血が滲んでいる。


今日、カットバン持ってたかなっっ(汗)


先輩の体温を掌に感じながら、
バッグの中身を必死に思い出していた。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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