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誕生日の奇跡68

先生は、
生徒に質問を浴びせる時すら
名前を呼ばない。


「そこのお前。ここ、答えて。」


と、指し棒で
ぶっきらぼうに相手を指名するだけ。

だから、室内にいる全員が驚いている。

先生が生徒の名前を
覚えていたということを。

いや、違うのか…。

愛未は驚いてないみたい。

当り前のように、返事をしたのだから。




これから何が始まるのだろう…。




驚きと期待感…。

講義室の温度が
微かに上がったような気がした。


みんな、愛未が怒られるのを
待ってるの?


敏感に感じる空気の変化に
吐き気が襲う…。




も…―――、だ…め…―――




座るという体勢にすら
限界を感じた瞬間、
再び先生の声が…。




「となりのヤツ、保健室連れて行け。
 そんな青い顔でいられたら目障りだ。」








愛未に支えられ保健室に着いた途端、
私は軽く意識を失った。

次に目を覚ました時、
まず飛び込んできたのは
真っ白な天井…。

そして、愛未…。

ベッド脇でウトウトしながら、
私の手を握っている。


「愛未…。」


小さく声をかけた。

愛未はその声に
ハッと目を覚ます。


「桃、大丈夫?」


心配げに揺れる瞳。


そんな顔させて、ごめん…。


私はできるだけ明るい笑顔を作った。


「もう、大丈夫。
 ごめんね、心配かけて。」

「ううん。こっちこそ…。
 もっと早く連れ出せば良かった…。」


愛未は悔しそうに唇を噛み、
握った手に力を込めた。




保健室の清浄な空気で
心が少しずつ澄んでゆく。

ふと、
壁にかかった時計を見ると、


「ま、愛未、授業はっっ!?」


たっぷり1時間は経過していた。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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NoTitle
女が多い環境だけに、イヤねぇ……。
愛未ちゃんは強いね。こういう親友がいて
桃ちゃんは幸せものだわぁ。

だけど、噂の内容が非常に気になるな。
先生は全て知ってるから、お前を守る的な
発言をしたんでしょうね。
あ~、守られたい。
by: narinari * 2010/10/03 13:25 * URL [ 編集] | TOP↑

Re: NoTitle>narinariさま
> 女が多い環境だけに、イヤねぇ……。
ですね。

> 愛未ちゃんは強いね。こういう親友がいて
> 桃ちゃんは幸せものだわぁ。
ホント、愛未は理想の友達で
なりたい女性像でもあります。
はっきりクッキリ曲がった事は大嫌い。
型破りだけど才能に溢れ情が深い…。
いないか、そんな人(爆)

> だけど、噂の内容が非常に気になるな。
> 先生は全て知ってるから、お前を守る的な
> 発言をしたんでしょうね。
> あ~、守られたい。
噂の輪郭はもうすぐわかります。
ただ、全容まではもうしばらくお待ちください。
先生sideと優太sideでスッキリさせる予定です。
って、この章100ページ超えるかもっっ!
つまり100日っっ!!!
by: OH林檎 * 2010/10/04 12:55 * URL [ 編集] | TOP↑
















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