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誕生日の奇跡66

ほぅ…―――


その場全体が
一瞬にして
美しいものに囚われる。

でも、
今日は様子が少し違った。

先生を見て
自然に漏れたため息は
すぐさま中傷の囁きに変わる…。

それは、

「始める。」

と、先生がいつものように発した後、
ほんの数秒、
私を見たから…。




先生は、授業中誰も見ない。

正確に言えば、
誰とも目を合わせない。

それによって、
生徒たちが浮足立つのを
避けるためなのか…、
故意としか思えないほど、
絶妙に視線を外している。

それが今日、
私の視線と
先生の視線が
わずかな時間だったけれど、
混ざり合った。




ざわめく講義室…。

さっきまで
先生に集中していた意識が
私に向けられてるのがわかった。

はっきりと聞こえてこない囁きが
より一層、心にダメージを与える。




隣に座る愛未も
私を標的にした不穏な空気に気付いたようで、
机の上に置いている両手が
握りこぶしを作っている。


「我慢、できない…。ごめん、桃。」


押し殺した声で私に言うと、
手のひらで机を叩いた。




バンッッ!!!!




その音に、
驚いて愛未を見る生徒。

でも、
残りの半分は先生を見ている。


「あ、あれ?」


啖呵を切ろうと
立ち上がっていた愛未は
拍子抜けしたような声を出し、
半分の視線の行方を追った。

その先には

…せんせい。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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