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誕生日の奇跡62

「さぁ、どうしたもんかなぁ…。」


ずっと頭を抱えていた先輩が
ようやく顔をあげて言った言葉は、
どこか他人事で…
“いつもの先輩”らしくないものだった。


愛未も、


「そうねぇ…。」


と、調子を合わせただけ…。


どうしちゃったの?
ふたりともっっ!!!


「ね、ねぇ!なんとかしようよ!!!」


いつまでも何もしようとしない
先輩と愛未に痺れを切らせた私は、
涙を拭って立ち上がった。


私の勢いに
ちょっとだけ驚いた顔をした2人だったけど、
すぐに冷静な顔に戻って頬杖をつく…。


「優太くんのこと…放っとくの…?」


目の前の素っ気ない態度に悲しくなって、
思わずグスンと鼻声に…。


「ち、違うよ!桃ちゃん!!!
 放っとくとかじゃなくて!!!
 おわっっっ!!!!!!」


私の涙目に慌てた先輩は
立ち上がった拍子に
ミックスジュースを倒してしまった。

ひと口も飲まれなかったジュースが
先輩の服を濡らしてゆく…。

あわあわとTシャツを引っぱる先輩に
ハンカチを渡した愛未は、


「そうだよ、桃。
 助けるに決まってるでしょ?」


と、私に言った。

深く、優しい瞳で…。




「放課後には第2報が来ると思うから、
 具体的な救出作戦は
 それからたてるとして…、
 海は富田はるかのこと
 どれだけ知ってる?」

「“この学校における一般知識”程度かな。」

「そう。
 で、桃は…知らない、よね?」

「うん。名前も知らなかった。
 有名な人なの?その人。」

「まぁね。
 色んな意味で有名。
 知らないのは桃ぐらいかも(笑)」

「えっっ!?そうなの?」


びっくりして先輩を見ると、
申し訳なさそうに頷いた。


「知らなくてもいいよ、あんな女。
 あれはね、
 私が最も嫌いとするタイプの女だから。」


そう言って愛未は、
美しく流れる眉を苦々しげに歪めた。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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NoTitle
がんばれピーチ姫!
とらわれの(?)プードルくんを救うんだ!
相変わらずオトコマエの愛未ちゃんが好きです。
でもピーチ姫の心がプードルくんにないのがせつないなあ・・・。
by: 水聖 * 2010/09/27 16:21 * URL [ 編集] | TOP↑

Re: NoTitle>水聖さま
> がんばれピーチ姫!
> とらわれの(?)プードルくんを救うんだ!
あ…。ピーチ姫で分かりました?
たぶん、本人は気付いてないですけど(笑)

> 相変わらずオトコマエの愛未ちゃんが好きです。
そうですね。
かなりのオトコマエです。
しかも、美貌、知性、財力、
全てを兼ね備え、天に何ブツも与えられている人物です。
こういうキャラを書くのは楽しいですねぇ。
妄想は果てしなく…。

> でもピーチ姫の心がプードルくんにないのがせつないなあ・・・。
…申し訳ないです。
それを知ったら、
キャウンと鳴いちゃいますね(涙)
by: OH林檎 * 2010/09/28 11:53 * URL [ 編集] | TOP↑
















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