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誕生日の奇跡55

愛未の眼力を
一身に浴びている海先輩は
落ち着きを取り戻すように
数回、深く呼吸をし…
ゆっくり話し出した。




「本当は…
 知らないんじゃなくて
 言えないんじゃないかと…。
 なんとなくだけど、そう思ってね。
 ちょっと調べてみたんだ。」




先生の過去…

どういう顔して聞けばいいのかわからずに、
先輩の足元を見つめる…。




「するとさ、
 まだまだあったんだ、
 二ノ宮の写真が掲載された雑誌が。」

「へぇー。」

「高校の頃から、
 かなりのハイペースで作品を発表して、
 しかも色々なコンテストで受賞してた二ノ宮は
 今で言う、カリスマ的存在だったらしい。」

「輝かしい過去じゃない?
 現在の姿からは微塵も感じないけど。」

「うん。」

「…そうかな。」


今まで、傍観していた優太くんが
ぽつりとつぶやく。

その声に、


「「「えっ?」」」


と、優太くんを捉える3人。

視線が集中した優太くん自身は
なぜか
私の瞳に視線を移して…




「僕は、あの先生には何かあると思ってたよ。」




そう、
笑わずに言った。




ゆ…うたくん?




その真剣な眼差しが、
私の気持ちを知った上でのような気がして、
思わず目を逸らした…。




「何?優太。あんた、なんか知ってんの?」

「ううん。そうじゃないよ。
 感じるだけ。
 あの人の光と影を。」

「ふーーーん。」

「先輩。話の腰を折ってごめん。続けて?」


首を小さく傾げ
にこっと笑った優太くんに、


「う、うん。でも、時間はまだいいの?」


と、ハニカミながら聞く先輩。


そうだ。
バイトっっ!


「大丈夫。ちょっと遅くなるってメールしたから。」

「そう?」

「うん。」

「見つめ合ってないで、さっさと話す!」

「は、はい!!!」




なんだったんだろう…。

さっきの優太くん。

胸の鼓動が早鐘を打つ。




そんな中、
先輩の話は再開された。




「でもさ、無いんだ。
 例のコンテストでグランプリをとった後の作品が。
 本当なら、
 ますますメディアの露出が増えるはずなのに…。
 無いんだよ、ひとつも。」

「…その時期、何かが起こった?ニノセンに。」

「だと思う。
 で、この学校の卒業アルバム見てみたら…」

「うん。」

「1年遅れで卒業してた。」

「留年?」

「それは、わからない。
 休学か…、
 留学も考えられるし…。」

「そうだね。」

「でも、なにかはあった…。」

「…。」




皆それぞれ思いを巡らせ、
その結果、
薄暗い廊下には静寂が訪れた。


私は…

あの日、
あの屋上で…

私の小さな緑色のカメラを持って
生き生きと写真を撮っていた
先生の姿を思い出していた。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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こんばんわ☆
久々の訪問で、すみません^^;
でも知らない間に色々な事が起きてますね@@

優太プードルの遅刻に二ノ宮先生の過去、、
それぞれ何があったのか気になる所です><

それにしても部長さんの株がドンドン上がってってますねw
そして仕草、言動が桃ちゃん並に可愛い(笑)
by: ボブ * 2010/09/20 17:54 * URL [ 編集] | TOP↑

Re: こんばんわ☆>ボブさま
> 久々の訪問で、すみません^^;
すみませんなんて、とんでもなーーーい!
訪問、ありがとうございます!

> でも知らない間に色々な事が起きてますね@@
あ、そうかも。
ちょっと盛り過ぎです、最近(爆)

> 優太プードルの遅刻に二ノ宮先生の過去、、
> それぞれ何があったのか気になる所です><
今後ちょっとずつ、明らかになっていきます。
と言いつつ、完全には出来あがって無いオチなんですがぁ(汗)

> それにしても部長さんの株がドンドン上がってってますねw
> そして仕草、言動が桃ちゃん並に可愛い(笑)
今回も部長の株を上げちゃいました。
書いてて楽しくなっちゃって!(あはは)
by: OH林檎 * 2010/09/21 21:40 * URL [ 編集] | TOP↑
















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