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誕生日の奇跡51

部室を出ると、
外はかなりの暗さだった。


「雨、まだ降ってんだ。」


愛未はわずらわしそうに
空を見上げる。


「梅雨に入ったね、これは。」


鍵をかけ終えた先輩も
愛未と同じ角度で空を見た。


「じゃ、行こっか。」


優太くんの言葉をきっかけに
一斉に足を踏み出す。

その途端、


「おっと、忘れるとこだった!」


と、先輩が立ち止まった。




「何?忘れ物?」

「ああ、うん。ある意味ね。」


先輩は斜めがけしたバッグから
小さな紙袋を取り出す。

みんなの目が集中する中、
手のひらに現れた中身は…




「鍵?」




同じ形をした
3つの鍵だった。




「ここの鍵、みんなに渡しとこうと思ってさ。」


そう言って、
ひとりひとりに鍵を渡していく先輩。


「いいの?先輩。」


優太くんが心配げに問いかける。


「顧問には了解貰ったから大丈夫。
 高価な機材があるから、
 施錠して関係者に鍵を渡すってね。」


顧問…って…


「ニノセンでしょ?写真部の顧問。」

「そう。二ノ宮。」




どくんっっ…




思いがけず、
先生の名前が出てきて
心臓が跳ねあがった。




「あの人がよく素直に了解したねー。」


愛未が鍵を眺めながら言ったソレには
あきらかに棘があった。




せんせって
愛未の中ではかなりの極悪キャラだから、
何言われちゃうんだろ。

優太くんも
あんまり良いイメージ持ってないみたいだし…。

悪口とかだったら、
聞くのツライよぉ…(涙)

あっっ!!!

せ、先輩はっっ?

せんせが好みのタイプとか、ないかな?

お願いします!

先輩が頼りなんです!!!




心の中で
先輩に両手を合わせた。




「俺さぁ、
 冷徹メガネ系とは昔っから合わなくてさぁ。
 っていうか、ぶっちゃけ好みじゃなくてね…」




お祈り、届かず…。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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NoTitle
桃ちゃん、かわいいなあ^^
まあ、海先輩がニノ先生が好みっていうのも、それはそれで問題ありそうな気がしますが。
by: 水聖 * 2010/09/16 15:34 * URL [ 編集] | TOP↑

Re: NoTitle>水聖さま
> 桃ちゃん、かわいいなあ^^
「え!?そんなこと、全然ないですっっ!!!」
と、桃なら言うはず(笑)
桃になり代わり、御礼申し上げます。

> まあ、海先輩がニノ先生が好みっていうのも、それはそれで問題ありそうな気がしますが。
ニノセン狙いなら、さらに前途多難な恋ですもんねぇ。
がんばれ、海先輩!
by: OH林檎 * 2010/09/17 11:44 * URL [ 編集] | TOP↑
















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