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誕生日の奇跡26

「ここまで言えばわかるでしょ?海。
 じゃあ、授業行くから。また、放課後。」

そう言い残し、教室へ向かう愛未。

先輩は、

「そうか…優太。
 やっぱり、俺が支えてやらないと…。」

と、ブツブツ言いながらカフェを出ていった。

そして、私は…
またしても
アレをやってしまったのです(涙)




カフェを出る時はいつも優太くんがいて、
一緒に歩いてれば
次の授業がある教室にたどり着いてた。

いつもの教室なら
私だって問題無く戻れるんだけど、
今日の午後からの授業は食品加工実習。

実習室の場所が、

…あやしい。

しかも、この雨の中
比較的わかりやすい中庭経路は使えない。

というわけで…

「ここ、どこ?」

の部分で始業のベルが鳴った。




ど、どうしよう!

一旦、カフェに戻る?

って、カフェどこーーーー!




無情にも過ぎていく時間。

授業が始まって10分経った。

「もう、ダメだ…。」

加工実習は担任の小森先生の授業。

あとでいっぱい謝ろう…。

諦めが心を隙間なく支配して、
私は足を止めた。




どこに繋がってるのかもわからない
渡り廊下の途中。

授業中の学校は静かで
雨の音だけが聞こえる。


優太くん…、大丈夫かな。


人を心配してる場合ではないんだろうけど、
どこかで同じ雨の音を聞いている
大切な友達を
想わずにはいられなかった。




きっと、
優太くんは
授業には出てない。


鳴らない携帯電話が
そう確信させる。

もし、実習室にいるなら

「桃ちゃん、どこ?」

って、電話があるに決まってる。




休み時間になったら、
愛未に連絡しよう…。

桃のばか!って叱られよう…。




廊下の窓枠に肘をついて
落ちてくる雨をぼんやり眺めた…。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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