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誕生日の奇跡25

お昼休み終了まであと15分…。

―もう、来ないな―

諦めムードが私たちを包む…。




今日の3人はとにかく落ち着きが無かった。

カフェの入り口をしきりに気にする先輩と私。

そして、
気にするついで(?)に
新しい食べ物を注文してくる愛未。

「だーかーらー、どんだけ食べるんだよっっ!」

っていう先輩のツッコミを
何度聞いただろう。

しめと思われる
ソフトクリームを食べ終わった愛未が

「これはあくまでも噂なんだけど…」

と話し出した。




「昨日、看護学科の2年の女子が
 自殺騒ぎを起こしたらしくって…
 もちろん、未遂だったんだけど。
 それを助けたのが、ウチの男子生徒っていう…」

「それってもしかして…」

「そう。優太じゃないかと思うんだよね。
 実際、看護学科の中には
 優太に相談を持ちかけてる生徒が何人もいるし…」


自殺と言う言葉が出てきたことで、
私の思考は嫌な方向へと加速していった。

今まで何度か出会った、
“笑っていない優太くん”が蘇る。

そして、
夕べの彼…。


愛未の話を聞いた先輩は
少しの間考え、慎重に口を開いた。

「もし、それが優太だったとして、
 無事に助けられたんだったら
 良かったなで終わる話じゃないのか?
 今朝の優太はそんな感じじゃなかった。
 それに、なんで担任に呼び出されるんだ?」

「先生が呼び出したのは
 所謂、事情聴取じゃない?
 それと、人命救助感謝!みたいな。
 私が気になるのは、そこじゃなくって…」

言葉を濁す愛未に、

「ああっっ!もう、なんだよっっ!
 歯切れが悪いな!」

時間が無いことも重なって、
先輩は苛々を押さえられない様子。

「うん…ごめん。
 ちょっと、微妙な話なんだよね。
 …桃、同じこと考えてる?」

「うん…。」

愛未が言った、
同じこと…

それは、
美優ちゃんのことだと思った。

「桃。話すよ、海に。」

「うん。」

愛未が先輩に
美優ちゃんの話を言い終えた時、
午後の始業5分前を告げるベルが鳴り響いた。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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