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誕生日の奇跡19

全貌を現したプリンターは
トレーニングマシーンのような風貌で
狭い部室の中で圧倒的な存在感を放っていた。

海先輩は…

「使ってみたい…。
 でも、自分から
 底なし沼に踏み入るバカにはなりたくない…。」

かわいそうなぐらい、葛藤中…。

愛未が
オーナー業もしてるってことは知らないはずなのに
何かを感じ取って、迷ってる先輩。

…正しいと思います。

「海には後でゆっくり説明するから、
 とりあえず始めよっか。」

愛未の言葉で本題を思い出す。

お母さんの誕生日まで、あと5日。

のんびりしてる暇は無いんだ。




「6時か。今日はここまでにする?」

愛未が腕時計を見て言った。

「うん。2人ともありがと。」

立ち上がって、ぺこりと頭を下げる。

「桃。今から店行っていい?」

「もちろん!お礼にごちそうしちゃう!」

「それしたら、洋子ママにバレるじゃん(笑)」

「あっっ!そっか!!!」

ドジな私に、素早いツッコミを入れる愛未。

いつもの他愛ないやりとりを
海先輩はじっと見つめていた。

「仲、良いんだな…。」

「そう?幼なじみだからねぇ。」

「そっか…。」

そう言って、笑った先輩は
少し寂しそうで…
断られるの覚悟で

「海先輩も来ませんか?」

と、誘っていた。




驚いた顔の先輩は
何も言わない。


やっぱり、迷惑だったかな?


不安になりかけたその時…

「いいの?俺が行っても…。」

遠慮がちな先輩の声がした。




「あったりまえじゃん!友達でしょ?」

と、先輩の肩を抱く愛未。

海先輩は

「先輩だけどね、俺。」

と、嬉しそうに答える。




こうして、私に
人生ふたりめの男友達ができた。




「桃ってかわいいでしょ?惚れた?」

「な、何をっっ!?」

「今日からゲイ部長じゃなくて、
 バイ部長だねぇ。ふふっ。」

「!!!!!!」




その会話の意味は
イマイチわからなかったけど、
先輩と愛未が
案外お似合いだと思うのは私だけ?


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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