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やさしい雨22.40

俺が言った言葉に
過剰なほど反応する桃。

「へっっ!?ち、違います!!!」

否定しながら俺のもとに駆け寄る。

その、必死な様子が
イライラを加速させる。

まさか、図星…?

昂り続ける心を鎮めるように
タバコに火をつけた…。

「あ、あのっっ!キティちゃんお好きなんですか?」

何だ?
そのキティとやらは…。

意味不明の為、

無視!




俺の返答が無かったからか、
不安げに瞳を揺らす桃。

それにしても…

いつまで顔を赤くしてるんだ(怒)

これ以上
俺様をイラつかせるな!




「顔が赤いな…。田辺のせいか?」




イライラが頂点に達した時、
桃の小さな手に
唇を押しあてていた…。




桃の体がぶるっと震える。

でも、逃すつもりはない。




指先まで染まってゆく…。




「今度は俺のせいだな。」




さっきまでのイライラが
嘘のように消えていた。




「…なぜ…ですか?」

絞り出すような声…。

「なぜ?」

こんな行為に
答えが要るのか?

それならば、


 さらに、
 熱く
 強く
 唇を押しあて…


「お前が、おもしろい反応をするからだ。」


そう、答えてやるさ。




「へぇっっ?」

桃は間抜けな声を発して
口をぽかんと開けた。

だが、数秒後
少しだけ表情に怒りが混ざる。

人間はこんなにも
感情豊かな生き物だったんだな。

タバコを燻らせながら
しばらく観察していると、
桃の顔から怒りが消えていった。


…つまらん。

もっと俺を楽しませろ、桃。




「唇を奪ったら…」

そのひと言で
また新たな表情が生まれた。

何を想像してるのか手に取るようにわかる。

おもしろいやつ(笑)


だが…


「お前…、確実に死ぬな。」


唇には触れてやらない。

さぁ、どうする?

どんな顔を見せる?




いつのまにか
桃との時間を楽しんでいる自分がいた。




雨の匂いは
ゆっくりと濃度を増してゆく…。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>




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