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愛ゆえに…

フェロ☆メン2011.6.29  



これが愛…。

愛ゆえにGIFアニメ…。

合ってる?方向性。


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出会いは危険な大人の香り…6

声は
少し開いた扉の隙間から聞こえてきた。

もっと言うと、

『私の背中がある為に
 少ししか開かなかった扉の隙間から
 必死に中を覗いている人物の声』

が聞こえてきた。


「ちょっと、チビッコ!どいてよ!」


チ、チビッコ!?


「私、でしょうか?」

「そうとしか取れんだろ?」


外界から声が聞こえると同時に、
私の手を離した目の前の人に聞く。

さっきまでは危険な存在だった人が
今は唯一、“知っている”存在なのだ。


「どいて良いんですか?」

「良いも悪いも、ここはアレの部屋だ。」

「え!?」


ということは…

私は慌てて扉の前から移動した。

ただ…


「もぉ!扉の前でイチャつかないでよ!
 僕の神聖な部屋が穢れちゃう!」


そう言いながら飛び込んできた人は
私とそうは目線の高さが変わらない…


「おい、ミユ。
 お前がこいつにチビッコって…。
 言ってて恥ずかしくないか?」


チビッコさんだった。




ミユと呼ばれているチビッコさんは、
長身さんとは別の部類のキレイな人で、
大きな二重の瞳がとても印象的な『美女』顔。

でも、白衣の下は
おへそが見えるほど短いタンクトップに
黒レザーのホットパンツ。

長いレオパード柄のストールを首に巻き、
前面にベルトがたくさんついた
厚底のロングブーツを履いている。


す、すっごく、個性的なファッション…。

校医さん、なんだよね?


耳に光るクロス柄のピアスを見つめながら、
とっても心配になってしまった。
(余計なお世話だろうけど)




それから暫らくの間、
2人の白衣さんの言い争いは続いた。


「それ脱いだら、同じぐらいの背じゃないか。」

「うるさいよ!人が気にしてることを!
 あと、ミユって呼ぶな!」

「背のこと言いだしたのお前だろうが。
 あと、キョウって呼ぶんじゃない。」

「そっちが呼ばなければ言わないよ!」

「それはコッチの台詞だ。」

「む~!」


所々、


「コレを持ちだすとはどういうつもりだ?」

「僕知らないよ。」

「どうせ、裏で糸を引いているのは教授だろう?」

「なんのことかなぁ?」


と、よくわからない内容もあったけど、
どうやらお友達同士のちょっとしたケンカのような感じで…、


放っておいても大丈夫、だよね?


私は扉まで移動し、2人に背を向けた。


そう。

スッカリ忘れてたけど、
今日は大事な入学式の日!

今から行くと式の途中になるけど、
式を丸々すっぽかすよりは良いに決まってる。


音をたてないように
慎重にドアノブを回した。

何となく、
ホントに何となくだけど、
声をかけずに出て行くのが正解のような気がして
無言のまま一歩外に出る。


「待て。」
「待ってよ。」


…二歩目はありませんでしたけど。




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出会いはサイテー、サイアクで…6

教室に入った優太くんは
何もかもを吹き飛ばすような
元気いっぱいの声で、


「僕の名前は中村優太。
 こっちのちっちゃい子は
 白石桃ちゃん。
 僕は女の子を大切にする男だから、
 迷子になってた子猫ちゃんを
 エスコートしてきましたー♪」


そう言って、
ピースサインを両手で作った。

屈託のない笑顔と
大胆な言い訳に
どこからともなく
クスクスと笑いが起こる。

でも、
担任と思われる壇上の先生に、


「白石さんは
 迷子で遅刻っていうのはわかったけれど、
 その迷子とそこで会うってことは、
 あなたは完全に遅刻してたのね、中村君?」


と透かさず指摘され、


「あは♪バレちゃいました?」


舌をぺろりと出して、照れ笑い。

これには
さすがの先生までも破顔した。

こんなキュートな笑顔を見せられたら、
鬼ヶ島の鬼だって
戦わずして降参しちゃうと思う。

お陰で、
遅刻のお小言は
ほんのちょっぴりで済んでしまった。




誰もが緊張する入学式の日。

このクラスは
笑顔で溢れていた。

優太くんを中心にして。


「桃ちゃん、ヨロシクね!」

「桃ちゃん、入学早々大変だったね(笑)」


私にもどんどん声がかけられる。


「うん。こちらこそ、ヨロシクね!」

「どうもありがとう!」


私もどんどん返事をする。

そしていつの間にか、
笑顔の輪の中に入っていた。


 ―僕に任せて。
  大丈夫。悪いようにしない。―


教室に入る前、
優太くんがかけてくれた言葉。

まさかここまで
“良い”ようになるなんて…。

振り返って
優太くんの席の方を見ると
視線に気付いたのか
ニッコリと笑ってくれた。

私は優太くんの瞳に向かって
唇だけで「ありがとう」と伝える。

できるかぎりの笑顔とともに…。

そのお返しは
誰もが蕩けるようなウインクだった。








「ふぅ。
 まだまだ、順番来そうにないね…。」

「うん。」

「先にお昼にすれば良かったぁ。」

「はは、そうだね。」


入学式とオリエンテーションで
短大初日は終了。

愛未と私はその足で、
授業で使う教科書や参考書を買いに
指定の書店に来ていた。

授業が始まる明後日までに
揃えておかなくてはならない為、
指定の書店―多治見書房―の店内は
聖マリアンヌの生徒で溢れていた。


「まぁ、良かったじゃん。
 遅刻すれども怒られず、
 イケメンまで釣り上げたんだから。」


教科書販売用の仮設レジの列に並びながら、
優太くんとの出会いや
教室での出来事を愛未に話したら、
身も蓋も無いようなひと言が返ってきた。


「釣り上げたってっっ!言い方ひどい!」

「私は褒めてんの。
 桃にしては良くやったってね。
 だってさ、短大内で
 男子、しかも、イケメンと友達になれる確率って
 相当低いと思うよ。」

「優太くんはクラス全員と友達になったの!
 みんなに優しいの!」

「…そんなにムキになんなくても。
 逆に怪しいって。
 もしかして、惚れた?」

「っっ!?」


余りにも唐突な質問に
一瞬で耳まで赤くなる。

取り敢えず否定しなきゃと
口を開きかけた時、
さらに信じられない質問が…。


「ん?そうなの?好きになっちゃった?」


それはいつの間にかすぐ後ろにいた
優太くんからのものだった。




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その唇、塞いでやる…

の続きを更新しました。

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小説家になろうver.

 ガッツリ18禁です!
 そしてBLです!
 「そんなの嫌よぉぉぉ!」
 という方は決して覗かないで下さい。


Twitterでもつぶやきましたが、
前後編で収まりませんでしたぁw

まぁ、無駄にアレが長いっつぅか、
初めてのアレなもんで、
アレとかアレとか
色々書きたくなっちゃって、
詰め込んでます、ぎゅぎゅっと。

今後、コレ系を書く場合は
こんなに濃ゆくはしません。

そこまでネタが無いw

そんな濃ゆいBLを書いている内に
日が暮れ、
夜になり、
次の日になり…
水曜日の恋人の更新は無理っぽい…。

海、ごめんよ!
(↑結局書いたぜ!海は出番無しだけどw)

そうそう。

海もかなりの展開を予定してまして、
アレでアレをさせたいから、
アレを作ったりしてます。

せんせの金曜日は
脇の脇だったアノ人が
結構なポジションで登場します。

で、
優太の月曜日は
王道のラブストーリーにしようかと。
(無理かな…。うん、無理だろう…。)

いやぁ、コレね、
書いてみて分かったことなんですけどぉ、
BLの方が楽しい!
(カミングアウトォォォォォ!)

水を得た魚、みたいな?

NLは
これが最初で最後になるかもという
予感がしますな(コラ)




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2011/06/17(金)
随想録 コメント:(0)

出会いは、やわらかく、あたたかく…6

「洋子ママ、ここA定ね。」

「こっちはビールと何かつまみ~。」

「はいは~い。ちょっと待ってね~。
 桃、徳さんのとこにビールお願い。」

「うん。」


午後7時。

ここは、母親が営む
『カフェレスト ママの店』。

“カフェ”とついてはいるけど
所謂昔ながらの喫茶店で、
コーヒー、ビール、
ホットケーキに定食…
雑多に色々なメニューを置いている。

私は八百屋の徳さんにビールを出した後、
お母さんを手伝う為にキッチンに入った。


「なんだか今日は忙しいね。」

「そうねぇ。」


最近無かった賑わいに
お母さんも私も驚きを隠せない。




商店街の一角にあるこの店は
私が生まれた時には
とっくに存在していたらしい。

ほとんどのお客さんが
商店街で商売をしている常連さんで
小さい頃からの顔見知りだから、
男の人が苦手な私でも
さすがに“大丈夫な人”ばかり。

さっきビールを持っていった徳さんなんかは、


「俺が桃ちゃんのおむつ、替えてやってたんだぞ!」


が、口癖。

ビールを半分あける頃には…、


「俺はぁ、この桃ちゃんのぉ~」


やっぱり(笑)


「ま~た始めちまいやがった。
 徳よぉ。
 桃ちゃんもお年頃なんだから、
 そろそろおむつの話は卒業してやんなよ。」

「ああん?魚屋ぁ、何言ってんだい?
 卒業じゃなくて、入学だろ?
 だからこうして集まって…」

「あ!ばかっっ!
 まだ、言うなって!!!」


ん?

いつもと流れが違うような…。


「徳ちゃん!
 それはみんな揃ってからって
 打ち合わせしたじゃねぇか!」

「なんでぇ!花屋まで!
 ちょこっとぐれぇ、かまやしねぇだろ?
 桃ちゃんもわかっちゃいねぇよ!
 なぁ?」

「あ…はい。っと、え?何?」


首を傾げながらお母さんを見ると、
何かを悟ったように
苦笑いしていた。

どうやら今日の賑わいは
ただの偶然じゃ…ない?




それから、小一時間ほどで
商店街の顔馴染みさんが顔を揃えた。

中には、
昼間行った多治見書房のおじさんもいる。


「じゃあ、そろそろいいか?」


さっき怒られて
少し大人しくなっていた徳さんが
ここぞとばかりに立ち上がった。

それに合わせて、
そこにいた全員が立ち上がる。




私はこの晩のことを
一生忘れないだろう。


照れながら、


「桃ちゃん入学おめでとう。」


と言った、徳さんを。


目尻に涙を浮かべて、


「洋子ちゃん、ここまでよくがんばったなぁ。」


と言った、魚屋の重さんを。

みんなの拍手を…
笑顔を…

私、忘れない。




「釣りはいらないから。」


結局みんな、
合言葉のように同じひと言を口にして、
提供したものに見合わない金額を支払って帰った。

お釣りを返そうとするお母さんを
振り切るようにして。

最後のお客さん、
多治見のおじさんから、


「キチンした形にすると、
 洋子ちゃん受け取らないだろ?」


そう聞いて、
お母さんもようやく納得したようだった。

嬉しさと申し訳なさが入り混じった表情で、


「ありがとうございます。」


と、深々と頭を下げる。

私もその隣で頭を下げた。

床に涙が
水たまりを作るまで…。




ただね、おじさん。

あんなお土産はいらなかったよぉ。


「あのイケメンは彼氏かい?」

「っっ!?」


お母さんの質問攻撃、
ホントに、
ホントに、
凄かったんだからぁ。




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