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誕生日の奇跡93

今、自分の頬を伝う涙は
どういう意味なんだろう…。

喜怒哀楽のどれにも
当てはまらないような気がする。

ただ、
止まらない。

とめどなく流れて…、
首筋まで濡らした。


互いを想い合う心。

それでもすれ違う心。

もがき苦しみ先が見えない心。


世の中はせつない思いで溢れている。


長い間、辛い思いをしていた先輩とお姉さん。

そして、
悲しみを隠し、明るく歩いてきた優太くん。

お母さんだって、
私を育てるのにたくさんの苦労を重ねてきた。


のほほんと毎日を過ごしてる自分が
恥ずかしく思えるほど
みんな何かを抱えている。


そう…。

先生も
私の知らない何かを抱えている…。

先生…。

無性に先生の声が聞きたい…。




充電中だった携帯を手に取り、
ナンバー000のアドレス帳を開く。

“天才”と表示された画面。

通話ボタンを押せば、
愛しい人に繋がる。

わかっているのに、
ボタンの上に置かれた親指は
動いてくれなかった。


いつでも連絡していいって言ってくれたけど、
もう11時過ぎてるし…、
非常識って思われないかな…。


躊躇している間に画面が暗くなり
“天才”の文字も消えてしまう。

それは、
燃えあがろうとしていた勇気の炎が
ふっと消えてしまったかのようで…


電話ひとつも満足にかけられない自分に
人のために何かをすることなんて出来るの?


すぅっと心が萎んでいくのを感じた。




さっきとは違う種類の涙をこぼしながら、
携帯をゆっくり机に置く。

と、同時に画面が点灯し、一瞬遅れて震え出した。


「え!?」


あまりのタイミングに
ドキドキしながら手に取ると…


「せ、せんせっっ?」


ナンバー000からの着信を知らせていた。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



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