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誕生日の奇跡23

優太くんと友達になる以前…
男の人がホントに苦手だった。

小学生の頃、

「お前んち、なんでお父さんがいないんだ?」

って、クラスメイト全員の前で聞かれたり、
くせっ毛をからかわれたり、
トカゲを手に追いかけまわされたり…。

海先輩のように
“いじめられた”という認識は無かったけど
それでもやっぱり、怖かった。

中学生になってからは
からかわれたりすることは無くなったけど、
植えつけられた恐怖心は消えなくて、
男子を目の前にすると
どもったり、
おどおどしたり、
どうしても普通に話すことができなかった。

それが今、
こんなに近くに“男の人”がいても
大丈夫な自分がいる。

優太くんを通して、
男子が怖い存在ではないことがわかったから。

この、
肩に置かれた両手から
私の感謝の気持ちが伝わるといいのに…。




優太くんの震えを肩に受け止めていた時間は
とても長く感じたけど、
きっと、
そんなに経ってはいなかったんだろう。

通行人が少ない時間ではないのに
私たちの前を通る人はいなかった。

雨を予感させる湿気の多い空気に、
優太くんの香りが濃くなり、

「明日にはいつもの僕に戻るから…。」

そう、
耳元で聞こえ、
体が離れた。




え!?

今…




「おやすみ…。」

その言葉が闇の中から聞こえ、
急いで振り向いた時、
優太くんの姿はすでになかった…。




気のせい…だよね?




優太くんの体が離れる刹那、
一瞬、引き寄せられたような気がしたのは…。




そして…




「僕の、桃…」




と、聞こえたのは…。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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