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誕生日の奇跡35

今日の先生は
イジワルで、
エッチで…
でも、なんだか優しい。

会う度に
違う先生がいる…。

もっと、
先生を知りたいし、
もっと、
私を知ってほしい…。

授業で会えるだけで
嬉しかったのに…。

私…段々、
贅沢になってる。




2煎目のお茶を飲み終えたころ、
先生が腕時計をチラリと見た。


時間、なのかな?


授業に
研究にと
忙しいはずの先生。

そんな先生が私のために
時間を割いてくれた。

ホントに嬉しい…。

その反面、
さよならが辛い、よ…。




せつない思いで
退室を促す言葉を待つ。




でも…




「まだ、時間あるな。」




先生が言った言葉は、




「もっと、お前のこと聞かせろ。」




意外なものだった。




先生の真意はわからない。

それでも、
私は自分のことをたくさん喋った。

家族のこと、
友達のこと、
学校のこと…。

先生からは、

「ふーん。」

とか、

「それで?」

とか、
興味あるのか不安になるような
短い言葉のみ。

でも、
その表情はとても穏やかで…、
それに甘えて
終業の時間まで話し続けた。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 
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誕生日の奇跡34

有難いご指摘の結果、
私は今、大人しくソファに座っています。

思いっきりうな垂れて…。


先生は部屋の奥で何かしてますが、
見ることができません。

恥ずかしくて、顔が上げられません。

だって、今日は…


「クマ柄はないだろ。
 小学生でも穿かないぞ。」


はい。
おっしゃる通りです(涙)


処女だと告白し、
色気のないパンツまで見られ…
私に明るい未来はあるんでしょうか?




程なくして、先生の気配が近づき、
コトリと音がした。

香ばしい香りが鼻をくすぐる。

「ほうじ茶だ。」

うつむいたままで
チラリと視線を向けると
さっきまでとは違う黒い湯のみから
湯気が出ていた。

「そんなに落ち込むな。
 今度、大人のパンツ買ってやるからな。」

…いっそのこと、買って下さい。




「冷めるぞ。」

先生に促され、
そろりと湯のみに手をのばした。

ツルリとした表面の湯のみは
手のひらに納まるちょうどいい大きさで
口につけた感触もすばらしい。


「うまいだろ?」

「…はい。」

「ん?お茶だけじゃ元気にならないか?」

「いえ…そういうわけじゃ…」


せんせ、わかってるくせに…。

優しいのか
イジワルなのか
わからないよ。


「じゃ、これ食え。」

「え?」


目の前にポンと置かれたのは、

「お、おまんじゅう?」

「教授の土産だ。
 普段は貰ってこないんだけどな。」

そこまで言って、口をつぐむ先生…。

その顔は
「余計なこと言った」って顔…。

もしかして、
私のために貰ってきてくれたの?

少し照れた横顔が、その答えだった。

嬉しくて、
胸が震える…。

「あの…ありがとうございます。」

ぺこりと頭を下げて、
おまんじゅうを手に取った。

「いただきます。」

そう言って、ぱくりと食べると、
上品な黒糖の味が口いっぱいに広がった。

「おいしぃっっ!」

それは、素直なひと言で、
私のとっては当り前の…。

でも、
その言葉を聞いた先生は
とっても嬉しそうに微笑んでいた。

そして、

「気に入ったなら、全部食え。」

と、ポケットから
次々に取り出したおまんじゅうは

…計10個。

「あ、の…せんせいは?」

「俺は甘いものは無理だ。」

「…。」


せんせ。

全部食べたら、
もっと笑ってくれる?




「太るぞ。」

…呆れてくれました。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 

誕生日の奇跡33

「すぐ戻る。」

そう聞こえた直後、扉が閉まる。

目だけで先生がいないことを確かめ、

「はぁーーーーー!!!」

これでもかってほど、大きく息を吐ききった。




き、緊張したーーー!

キスされるのかと思った!

ていうか、されちゃったしっっ!!!

…おでこにだけど。




先生、どういうつもりなんだろ?

からかってるのかな?

…そうだよね。

私なんて先生から見たら
子供中の子供だし…。

だけど、

―「今日はやめておく」―

って。

ということは…、

ファーストキスの相手は

せん…せ?




想像(妄想?)しただけで、
血液の温度が上がるのがわかった。

深紅になっているであろう顔を
指先まで熱い両手で覆い、
しゃがみこむ。


「む、むり…。絶対、無理…。」


心臓がもたないよっっ、せんせ!

で…も、
一生に一度しかない
ファーストキス。

いちばん好きな人と…したい、な。

頭の中で繰り広げられる
先生と自分のキスシーン。

こんなことを考えちゃう私って…


「やーーーんっっ!エッチーーー!」


それは、
自分自身に対するツッコミで…

もちろん
誰にも聞かせるつもりはなくって…


「そうだな。エッチかもな。」


って、急に言われたって、


「へ?」


としか、出ないわけで…。


顔を上げた先には、
白衣のポケットに両手を入れたまま
戸口にもたれている先生が…。


そして、


「パンツ、丸見えだぞ。桃。」


どこまでも爽やかに
教えてくれました。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 

誕生日の奇跡32

「お…まえ…、素直にも程があるぞ…」

先生は体をくの字に曲げ、息も絶え絶え。

「あんな、小芝居に引っかかるなんて…」

「こ、こしばい?」

「オレオレ詐欺なんか、
 冒頭で引っかかるんじゃないか?」

自分の言ったことが的を得ていたのか、
先生の笑いはさらに加速した。

「せんせっっ!嘘、ついたんですねっっ!
 イジワルー!!!」

私は先生とは真逆の涙を目尻にため、
精一杯怒りを訴えた。

でも、
怯む様子も無く、
気怠そうに乱れた髪をかき上げる先生。

そして、
涙で潤んだままの瞳を向けた。

「田辺が興奮するのもわかるな。
 お前は…」

両手で私の頬を包み込み…

「正真正銘の絶滅危惧種だ。」

と、ニッコリ笑った。




そのノーブルな笑顔の意味、
何でしょう?

きちんと考えたいんだけど、
大きな手のひらに包まれたまんまで
思考回路停止中!

「せ、せんせ…手…手…」

私は言葉にならない単語を
真っ赤な顔で繰り返した。

「ん?離して欲しいのか?」

こくんと頷く。

「…ホントに?」

「え?」

「ホントに離してもいいのか?」

そう言って私を捉えた目は、
もう笑っていない…。

獲物を追う獣のような
鋭いまなざし。

少しだけ濡れた唇が、
男の色気を漂わせていた。

背中がゾクリとし、
指一本動かせない…。


離さないでください


思わず言ってしまいそうになる…。

逃げ出したいのに
動けない…。

視線さえも
逸らせない…。




やがて、先生の顔が
ゆっくりと近づいてきた。




せんせ…いと…キ、ス…?




私の瞼は
自然に閉じられていた。




キスする時、
目を閉じるってホントなんだ…。




そんなことを思った瞬間、
先生の熱い唇を感じた。




…おでこに。




「俺を楽しませてくれたご褒美だ。」




そう言って、離れる先生。


お、でこ?


きょとんとする私に、

「唇がよかったのか?」

と、ニヤリと笑う。

「な…っっ!!!!!!」

恥ずかしい期待を
思いっきりしてしまっていた自分を見られたくなくて、
くるりと先生に背を向けた。

「そ、そんなこと、ありませんっっ!!!」

否定も空しい…。

声、震えてるし(涙)




そんな私の耳元で、

「絶滅危惧種が絶滅種に変わってしまうからな。
 今日はやめておく。」

と、とどめの囁き。




今日は…って…




それって…




「想像したか?耳赤いぞ?」




先生が何か言ったみたいだけど
しっかりフリーズしてる私には
もう届かなかった。


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 

誕生日の奇跡31

ここで、

「ど、どうしてわかったんですか!?」

って返したら、
墓穴を掘っちゃうことぐらい
わかってますよーーー!
(へへーーんだ!)

というわけで、
先生のおふざけは聞き流すことに。

すると、先生は
片手で額を押さえ、
はぁと大きなため息をついた。

「せ、せんせ?」

「桃は素直な子だと思ってたんだが…」

「え?」

「嘘なんて、つかないって…」

そう悲しげに言って、瞳を閉じる…。




「あ、あの、せんせっっ!!!
 ごめんなさいっっ!!!」

私は慌てて、さっきの非礼を詫びた。

そして、
お詫びついでに

「当たりです!
 ピンポーーーンです!
 私、キスだってしたことないですからっっ!!!」

と、とんでもないことをっっ!
(しかも、とてつもなく元気いっぱいに!)

「そうか。」

こんな恥ずかしいことを
吐露してしまった私に
先生はそのひと言だけ返して席を立った。




わ、わたし、
なんてことをっっ!!!

先生、呆れちゃったんだっっ!

キスもまだなんて、
この年でありえないよねっっ!


部屋の奥で背を向けたままの先生を見て、
鼻の奥がツンとするのを感じた。


ダメ!
泣きそう!!!


泣いて迷惑をかけるぐらいなら
ここを出て迷子になろうと
立ち上がった時、

「くっ…。」

何かを必死に堪えるような声がした。


先生の声…だよね?


よくよく見ると
先生の背中が不自然に揺れている。


具合でも悪いの?


心配になって駆け寄り、

「せんせ?大丈夫ですか?」

と、覗きこむ。




「くっっ…。
だ、大丈夫…じゃない。」


先生は目尻に涙をためて…




笑ってました(怒)


 ぽちりに感謝カンゲキ雨嵐<(_ _*)>



 

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